作品名 :全裸登校週間 実行委員会
サークル名:4H
サークル名:4H
何も知らずに実行委員長に! 全裸登校週間の悪夢!!
遥か昔、江戸時代から続いてきた、日本第一学園の伝統行事、’全裸登校週間’。
この行事の開催には、行政、警察はもとより地域住民の協力が不可欠であったが、現代にかけて、地域住民との関係の希薄化が進み、更に不景気による治安の悪化。
そしてインターネットやスマートフォン、ウェアラブル端末の登場により、全裸登校週間中の女子生徒に対するわいせつ行為や盗撮などが横行。
もはや昔のような、平穏無事な全裸登校週間の実施は難しい状態になっていた。
そこで考えだされた仕組み…それが全裸登校週間’実行委員会’である。
実行委員は全裸登校週間の責任者となり、その平穏無事な開催のために、あらゆる手段を講じ、その身を捧げる必要があった。
その実行委員制度のお陰で、全裸登校週間の実施に、仮初めの平穏が訪れていたのだった。
そして今年。家のため、兄のため、実行委員長に立候補した紫乃宮菫(しのみや すみれ)。
無事当選した彼女は、委員長としての活動の中で、実行委員とは体の良い身代わり制度にすぎず、学校が行事の存続のため、民衆に差し出した生贄であり、学校公認の肉便器だということを思い知るのだった…